武田信玄の名言・性格を解説!戦国武将から学ぶ仕事の教訓

武田信玄は数々の名言を残しています。最強の戦国武将の一人として恐れられていた信玄の言葉には、現代の仕事でも仕える教訓やヒントが詰まっています。

仕事が上手くいかない時は、武田信玄の言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。勇気が湧いてくるはずです。この記事では、武田信玄の名言や、彼の言葉から学ぶ仕事の教訓について紹介します!

武田信玄の名言【性格・人生観】

武田信玄の性格や人生観がわかる名言を解説します。私たちは歴史上の偉人と直接話すことはできませんが、彼らの残した言葉から、その性格や考え方をくみとることができます。「甲斐(かい)の虎」と恐れられた信玄は、そのあだ名の通り、男らしく自分に厳しい性格をしていました。

武田信玄は厳しい性格

武田信玄の名言からは、彼の自分にも他人にも厳しい性格が伝わってきます。

  • 「実力の差は努力の差、実績の差は責任感の差、人格の差は苦労の差、判断力の差は情報の差」
  •  「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
  • 「自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ」

武田信玄は「自己責任」の考え方が強い武将でした。勝負に負けた時、心の弱い人間は「運が悪かっただけ」と言い訳をしてしまうこともあります。しかし信玄は、「敗北はあくまで自分の努力不足」だと考えていたのです。

「努力をしないヤツに限って愚痴が出る」というのは、ちょっぴりブラック企業の上司が言いそうなセリフですが、確かにその通りですよね。責任感をもって努力を続けること。これは現代のビジネスマンにとっても必要な心構えだと言えます。

「嫌なことは先にやりなさい」は、信玄が家臣を叱る時に放った言葉。全国のお母さん達、宿題をほったらかしにして遊びに行きたがる子供に対して同じセリフを言ったことがあるのではないでしょうか。

行動力を重視

武田信玄は、行動に移すこと、チャレンジしてみることを重視していました。そんな彼の価値観がわかる名言が以下の二つです。

  •  「為(な)せば成る、為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき」
  • 「百人のうち九十九人に褒めらるるは、善き者にあらず」

「為せば成る」とは、「何事も行動に移し、がむしゃらに取り組めばうまくいくよ」という意味。「やればできるのに、最初から諦めてしまうのが、人の弱いところだ」と信玄は言っています。

現代でも、「私なんて……」とやる前から夢を諦めてしまうような人は少なくありません。

そんな中、ストイックに自分のやりたいことを追い求めるのは非常に勇気のいることです。行動力のある人、夢を追う人は、周りから笑われたり、嫌われたりすることだってあります。

そんな時に思い出したいのが、「100人の内99人に褒められても、決して良い人とは言えない」という信玄の名言。誰にでも好かれるような人間は、自分を殺し、人の意見に流されやすいだけだとも考えられます。突き抜けた意志の強さや行動力をもつ人は、周囲から嫌われてしまう事もあるのです。信玄はそんな人間を評価したのでしょう。

武田信玄の名言【リーダー観】

戦国武将には、部下を束ねるカリスマ性やリーダーとしての資質が必要でした。武田信玄の名言からは、彼のリーダー観が伝わってきます。

  •  「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
  • 「信頼してこそ人は尽くしてくれるものだ」
  • 「渋柿は渋柿として使え、継木(つぎき)をして甘くする事など小細工である」
  • 「大将慈悲(じひ)を、なさるべき儀、肝要(かんよう)なり」
  • 「組織はまず管理者が自分を管理せよ」

武田信玄は、良い人材こそが一家を守る城となり、石垣になると考えていました。有能な人材がお互いに信頼し、寛大な心で接すればチームはより強くなると言っているのです。そのために、組織のリーダーはまず自分に厳しくあるべきだとしました。

「渋柿は渋柿として使え」という名言は、現在でいうと「適材適所(てきざいてきしょ)」の意味。「渋柿のように一見使いどころがないもの(才能)でも、使いようによって輝く」という信玄の考え方です。「人の個性や才能を殺して、マニュアル通りの優等生をつくろうとするのは、二流のやる事だよ」としています。

多様な才能を認めてくれる信玄の元には、きっと個性の強い有能な部下が集まったのでしょう。

武田信玄の名言「風林火山」

武田信玄の名言でもっとも有名なのが「風林火山」。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

「疾(はや)きこと風の如(ごと)く」、「徐(しず)かなること林の如く」、「侵略すること火の如く」、「動かざること山の如く」

敵を襲(おそ)う時は風のように速く、林のように静かにチャンスを待ち、侵略(しんりゃく)する時は燃えさかる火のように激しく、山のように落ち着いて対応するという武田家の戦い方を表したスローガンのようなもの。

戦争にめっぽう強かった信玄。風林火山の他にも、戦争の心得を表した名言があります。

  • 「もう一押しこそ慎重になれ」
  • 「およそ戦というものは、五分をもって上となし、七分を中となし、十分をもって下となす。五分は励みを生じ、七分は怠りが生じ、十分は奢りを生ず」

これらの言葉からは、信玄の用心深い性格が伝わってきます。「あと一押しで勝てる!」という時こそ、人の心には油断が生じてしまいます。油断が死に直結する事を理解していた信玄は、完璧な勝ち方を好みませんでした。

「戦は五分くらいの勝ちがちょうどいい、七分や十分の完勝だと、油断や怠慢(たいまん)が生まれてしまうよ」と勝ち方にもこだわりをもっていたのです。

仕事で勇気が出る武田信玄の名言

歴史上の偉人が残した名言から、私たちは多くのヒントを得ることができます。武田信玄の名言には、現代のビジネスマンに勇気や教訓を与えてくれる言葉が多いです。

  •  為せば成る
  • 一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る
  • 実力の差は努力の差
  • 100人のうち99人に褒められる人が良い人間とは限らない
  • 渋柿は渋柿として使え

現代社会で生きていれば、どうしても仕事や人間関係に嫌気がさしてしまうこともあります。自分の夢を見失ってしまう事だってあるでしょう。そんな時こそ、武田信玄の言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。「もう一度、頑張ってみよう!」という気持ちにさせてくれるはずです!

武田信玄には「生涯のライバル」と言われた武将がいました。その名も上杉謙信。彼もまた、信玄に劣らず、多くの名言や教訓を残しています。以下の記事では、上杉謙信の逸話や名言を紹介しています。ぜひ、一緒に読んでみてくださいね!

【義の男】上杉謙信の名言・逸話に学ぶリーダーの教訓