勝海舟の人生や名言を簡単に解説!人生を楽しくするコツ

勝海舟の人生や名言を解説します。幕末から明治という激動の時代を生きた海舟。日本の近代化を支えた彼の言葉には、人生を楽しく過ごすための教訓が詰まっています。「最近なんだか楽しくないな……」と感じる方は、彼の名言を参考にしてみてください。人生を思いきり楽しむコツがつかめるはずです!

勝海舟ってどんな人?

勝海舟は江戸時代の末期から明治にかけて、日本の近代化を支えた人物です。彼の主な功績は以下の通り。

  •  蘭学塾を開いた
  •  日本人で初めて太平洋を横断した
  •  海軍の要職についた
  •  新政府と旧幕府のパイプ役を果たした
  •  江戸を戦争から守った
  •  明治時代になっても徳川の面倒を見続けた

貧乏な家庭に生まれながら、必死に学問に取り組んでいた海舟。黒船(アメリカ船)の来航を機に幕府の重要なポストに任命されます。その後、アメリカとの条約のため、咸臨丸を操縦し、日本人として初めて太平洋を横断しました。

彼の最も有名なエピソードとして挙げられるのが、「江戸の無血開城」です。幕末、江戸城に侵攻する気マンマンだった明治新政府軍。江戸で戦争が起きれば多くの民が犠牲になってしまいます。

そこで海舟は、新政府軍の西郷隆盛と会談し、懸命な交渉で戦争を回避しました。その上、上司であった徳川慶喜の命まで救ったのです。江戸を戦争から救ったこのエピソードは、勝海舟を語る上で欠かせません。

その後、海舟は明治政府の重役につきながら、職にあぶれた徳川家の面倒を見続けました。まさに男前。女性にモテるというより、男性から「一生ついていきます兄貴!」と言われそうな性格ですね。

勝海舟の名言

多くの命を救った男前、勝海舟。彼の名言は、人生をポジティブに楽しむコツを教えてくれます。

行動力の大事さを説く

勝海舟の名言には、行動力の重要性を説く言葉が多くあります。

  • 行いは己のもの、批判は他人のもの。知った事ではない
  • 人間の精魂(せいこん)には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方には疎(うと)くなるはずだ
  • もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、けっして間断があってはならない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ

多くの人間は、努力が実を結ぶ前に自分で限界を決め、諦めてしまいます。しかし海舟は、「大きな事を成し遂げるのは、ストイックに努力と行動を続けた者」だと言っています。勉強だけして知識を蓄えても、行動に役立てなければ意味がありません。

ストイックに努力し、下した決断が世間から批判を受けることもあります。海舟はそんな批判に対し、「しらんがな」と突っぱねたのです。人目を気にせず自分の努力と決断を信じる精神力は、現代人も見習うべきところでしょう。

自分を評価するのは自分自身

以下の名言からは、勝海舟が人を評価する上で大切にしていた価値観が伺えます。彼の考えを知れば、偏見や肩書に惑わされない、「人を見る目」を身に付けることができます。

  • 生業(なりわい)に貴賤(きせん)はないけど、生き方に貴賤があるね
  • 時勢の変わりというものは妙なもので、人物の値打ちががらりと違ってくるよ
  • 自分の価値は自分で決めることさ。つらくても貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ
  • その人がどれだけの人かは、人生に日が当たっていない時にどのように過ごすかで測れる

あらゆる政治体制や価値観が変わった江戸から明治。幕末の英雄が明治では大罪人と評されることも少なくありませんでした。人の評価は時代によって大きく変わってしまうものだと考えたのです。

変化の目まぐるしい現代社会も同じ。自分の地位や肩書にあぐらをかいていると、あっという間に評価は地に落ちてしまいます。

加えて、海舟は「結局自分の評価は自分で下すもの」だと説きました。その上で「人の本質は調子の良い時ではなく、上手くいっていない時にこそ現れるもの」と考えています。苦しい時にどれだけ頑張れるか、人の仕事や給料ではなく、生き方こそが大事だと言っているわけです。

勝海舟の名言に学ぶ人生のコツ

勝海舟の名言は、人生を楽しく過ごすためのコツで溢れています。どんな局面でもポジティブに乗り越えようとする彼の名言は、現代人に多くの教訓を与えてくれます。

  • 急いでも仕方がない、寝転んで待つのが第一だと思っています
  • 敵は多ければ多いほどおもしろい
  •  人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよいのさ

行動力を評価した勝海舟。しかしやるべきことをやった後は、「寝転んで待つのが第一」と言っています。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉は、海舟にピッタリですね。

「敵が多ければ多いほど面白い」と言うように、彼はつらい時こそポジティブに立ち向かう精神力をもっていました。上司から無茶な仕事を押し付けられる度に、不適な笑みを浮かべていたのかもしれません。

「人それぞれ自分の長所を活かし、自分の信じるように行動するべきだ」という彼の言葉。海舟は「社会はとてつもなく大きいから、個人個人の長所や個性を受け入れてくれる」と信じていました。多様性社会を生きる私たちにこそ響く言葉だと言えます。

勝海舟、オシャレすぎる最後の名言

数々の名言を生み出した勝海舟ですが、75歳の時、脳の病気で亡くなってしまいます。最後の言葉は「これでおしまい」。人生の幕引きとしてはなんともオシャレな言葉だと思いませんか?。

どんな苦境も前向きに楽しみ、行動し続けた勝海舟。彼にとってその激動の人生は、一つの儚い夢や物語のようなものだったのでしょう。

勝海舟の名言から、行動に移す勇気をもらおう

この記事では、勝海舟が残した数々の名言を紹介してきました。江戸を救い、日本の近代化を支えた彼の功績を考えると、雲の上の超人のように思えます。

  • 幼少期、犬に大事なところを噛まれて生死の境をさまよう
  • 女好きで、数人の愛人と一緒に生活していた

しかし偉人とはいえ人の子。彼にもダメ男というか、人間臭いエピソードもありました。そう考えると、歴史上の偉人にも親近感が湧いてきませんか?私たちの誰もが、海舟に負けぬ大きな夢を成し遂げる可能性をもっているのだとも考えられます。

たとえ周囲から心ない言葉を浴びても、自分の道を信じ、ストイックに努力を続けること。それこそが人生をポジティブに捉え、とことん楽しむコツなのではないでしょうか。