アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の名言から学ぶ愛と思いやり

アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に登場するキャラクターや名言からは、人間関係に必要な愛と思いやりの心を学ぶことができます。
今回は本作の中でも、特に人生に役立つ名言を7つ紹介します。
ぜひあなたのビジネスに役立ててください!

ヴァイオレット・エヴァーガーデンとは

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは京都アニメーションによる日本のアニメ作品です。
原作は暁佳奈(あかつきかな)さんによる小説。
かつて人間兵器として育てられた元軍人ヴァイオレットが「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆業を通して、人間性を獲得していくストーリーです。
超美麗な作画や、視聴者の感情を大きく揺さぶる感動的なエピソードが話題となり、多くのファンを集めています。
2020年には映画化が実現。
興行収入21億円以上と大ヒットしました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの名言

ヴァイオレット・エヴァーガーデンには、人の心や優しさ、愛情の尊さを思い出させてくれる名言が数多く登場します。
心をもたなかったヴァイオレットが人の思いやりに触れ、成長していく姿から、人間関係のヒントを得ていきましょう。

愛してるを、知りたいのです

主人公のヴァイオレットは、戦争兵器として育成された感情のない戦士でした。
そんな彼女を戦争の道具ではなく1人の女性として愛したのが、上司のギルベルト少佐です。
戦火の中重傷を負ったギルベルト少佐は、息絶える直前、ヴァイオレットに愛を伝えます。
しかし感情をもたぬヴァイオレットは、少佐の言い残した愛の意味を理解できませんでした。
「愛してるを、知りたい」
この思いこそ、物語全体を通して、ヴァイオレットの行動原理となっています。

君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ

道具として扱われていた少女にヴァイオレットという名前を与えたのは、ギルベルト少佐でした。
美しいヴァイオレットの花が似合う女性になって欲しいという少佐の思いが込められています。
ヴァイオレットはストーリーを通して徐々に優しさや思いやりを理解する、美しい女性に成長していきます。

どれ1つ取ったって、誰かの大切な思いだからな。届かなくていい手紙なんて無いんだ

新人配達員が捨ててしまった手紙を回収し、夜遅くまで配達回りをしていたベテラン郵便局員ローランドの言葉です。
日に何件も新しい仕事が舞い込んでくるビジネスの世界では、1件1件全力を込めてこなしていくのは中々難しいものです。
しかしながら、クライアントにとっては、それが人生を大きく変える大イベントになるかもしれません。
「届かなくていい手紙なんてない」というローランドの言葉は、郵便局員としての誇りを感じさせる名言でした。

手紙だと、伝えられるのです。素直に言えない心の内も、伝えられるのです

感謝や愛の言葉を面と向かって伝えるのは照れくさいものですよね。
手紙は、普段伝えられない本音を伝える手段としてとても有効です。
特別な日に特別な人に。
LINEでも手紙でもいいですが、時には感謝の気持ちを伝えてあげましょう。

言葉には裏と表があるの。口に出したことが全てじゃないのよ

「建て前と本音」大人の世界ではこれでもかと言うほど痛感させられますよね。
人の気持ちが分からず、依頼者の本音が理解できないヴァイオレットに対し、上司カトレアは「口に出したことが全てじゃない」と指摘します。
人は決して本音を話すとは限りません。
ビジネスや人間関係を円滑に進めるためには、相手の行動や反応から、裏に隠された本音をくみ取りニーズに応える必要があるわけですね。

でも、これから君はたくさんのことを学ぶよ。だけど、学ばない方が、知らない方が楽に生きられるかもしれない

ホッジンズ社長がヴァイオレットに向けた言葉です。
物語の序盤、ヴァイオレットを自分の会社に迎え入れたホッジンズ。
当時のヴァイオレットは戦争から帰ったばかりの「何もしらぬ少女」でした。
しかし自動手記人形の仕事を通して人の心に触れることで、人を殺めてしまった罪の深さや大切な人からの愛情に気付かされていくことになります。
多くを学んでしまったが故に、耐え難い多くの苦難に直面していくのでした。
現実を学ぶことは、時に大きな苦痛を伴うもの。
そこで現実から目を背けず、苦痛を乗り切れるかどうかが、人間として成長できるかどうかの分かれ道になるのではないでしょうか。

境遇がどうであれ、経緯や理由が何であれ、してきたことは消せない

ホッジンズ社長の言葉です。
ヴァイオレットは過去に戦争で多くの人を殺(あや)めた手で、人と人の想いを繋ぐ仕事などできるものかと思い悩みます。
そんな様子をみたホッジンズが考えたのは「どんな理由があろうと過去は消せない」ということでした。
私たちも過去の失敗を悔み過ぎるあまり、現在の歩みを止めてしまうことが少なくありません。
しかしホッジンズの言う通り、過去は消せないのです。
過去を悔んで歩みを止めるのではなく、過去の反省から現在の歩み方を考えるべきではないでしょうか。

アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」から学ぶ愛と思いやりの心

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、感情のない少女が人とのつながりを通して心や人間らしさを獲得していく物語です。
そんなストーリー、登場人物の名言から私たちは、人間関係に必要な愛や思いやりの力を学ぶことができます。
人間関係は、ビジネスを上手く進める上でも重要な要素ですから、ぜひ参考にしてください!