自分の価値を安売りするのは危険!後悔しない働き方とは

あなたは、自分の価値についてどのように考えていますか。最近、自分の価値について悩んでいる人が多くなってきています。そこで今回は、自分の価値の見出し方について紹介します。自分の価値をしっかりとわかっていれば後悔しない働き方にもなってきます。

なぜ、自分の価値を低くしてしまうのか

人間というのは、自分の価値を低く見てしまう傾向があります。そのせいで、自分を安売りしてしまい損をしてしまうということがよくあると思います。文部省の調べによると、自分は優秀な人間だと思うかという質問をしたところ、15%の人しか優秀だと思っていないというデータがあります。

アメリカや中国の人に同じ質問をしたところ、アメリカは89%、中国は87%の人が自分は優秀だと答えています。ここまで差が開いてしまうのは、なぜでしょうか。その理由としては、昔からの日本の考え方にあると思われます。

日本は、昔から謙虚ということが美徳とされていました。自分の意見を主張すると、問題児扱いされるので子供の頃から主張を控えることや、周りの空気を読むように大人から教えてこられました。

個人で目立たず、周りに合わせるほうが好まれやすくなっているのです。なので、日本は、自分の価値は低く優秀ではないと考える人が多くなってしまっているのです。

自分の価値が高いと思っているアメリカや、中国はそのような育てられ方をされていません。日本では、自分の意見を主張すると浮いてしまい変わり者扱いされてしまいますが、逆にアメリカや中国は自分の意見をしっかりと持ち、主張ができないと潰されてしまいます。 

日本は、自分の価値を安売りしてしまいいいように使われてしまうことが多々あります。非常に勿体無いことです。しっかりとした自分の価値を持つことができれば、このような問題は起きることはないのです。社会のあり方の違いが、自分の価値観の考え方に大きな差を生んでしまう要因になってきます。

自分の価値の決め方

自分の価値を高く持ち、安売りをしない方が良いとおすすめしてきました。しかし、自分の価値はどのように決めているかわからないという人がいるかもしれません。次に、自分が無意識のうちにやっている自分の価値の決め方について説明していきます。

人間はどのように自分の価値を決めているのかというと、人間にはそれぞれ独自の評価基準があり、その基準で自分や他者の価値を評価しています。このことを、パーソナルコントラクトと言います。

このパーソナルコントラクトというのは、複雑な世界を生きるための便利な枠組みにもなり、自分を閉じ込める檻にもなってしまうことがあるのです。自分の価値を高く持つためには、この評価基準の幅を広げることが大事になってきます。

では、この評価基準が低いとどうなってしまうのでしょうか。ある大学でこのような実験が行われました。学生に課題を出しました。その課題は、自分や他人を評価する基準を書き出してくださいという課題を出しました。

 学生たちは基準として様々なものを提出しました。その中で、ある人がまるで軍隊仕込みのような極端な評価基準を持っていました。その人は、普段から軍隊の服を着ていて行進のように歩き、少し浮いた存在でしたが、自身全く気にせずむしろ誇らしげで自信に満ち溢れていました。

しかし、ある日突然元気が無くなってしまったのです。講義も来なくなり、遂には学校をやめてしまったのです。のちにその人は、軍隊の研修プログラムを辞めさせられたということがわかったのです。それで、精神が不安定になりその治療で入院するために学校を辞めたのでした。

これでわかることは、その人は軍隊に入隊したいという自分の核となる評価基準を持っていたということです。しかし、それを否定されたことによって、自分の価値はないんだと考えてしまい、精神が不安定になってしまいました。 

確かに、強い志を持つということは目標を達成するために重要なことです。しかし、1つの評価基準で生きてしまうと、それを否定された時に自分の価値を低く見積もってしまうリスクがあります。

評価基準が少ないということは、世界を狭い視野でしか見ることができないということなのです。つまり、評価基準の幅を広げるということは、自分の可能性を広げることにつながってくるのです。 

この基準を広く持っているか、持っていないかで自分の価値の考え方が変わってきます。 

自分の価値を高く持ち、自信に満ち溢れた人生を歩もう 

ここまで、自分の価値について説明してきました。なぜ、自分の価値の持ち方にここまでの差が出るのか理解できましたか。これを機に、自分のパーソナルコントラクト、独自の評価基準はどんなものなのかを考え、自分はその檻に囚われてないだろうかということを振り返り、その幅を広げていくことで自分の価値を高く持つことをおすすめします。

自分の価値をうまく理解できず、安売りしてしまうのは非常に勿体無いことです。しっかりと理解をし、幅を広げ後悔しない働き方をしましょう。