身だしなみはビジネスマナーの基本!見た目が与える印象とは

ビジネスを行う上でどんな人が、仕事ができそうだなと思いますか?それは身だしなみです。身だしなみは第一印象にもなり社会人の人に求められるビジネスマナーです。仕事に取り組む意欲や姿勢、性格も表現してしまいます。 

そこで今回は身だしなみについて解説していきます。見た目は相手にどのくらいの印象を与えるのか。どのような身だしなみなら相手に不快な印象を与えないのかというのを紹介していきます。 

身だしなみとは

皆さん必ずどこかで身だしなみは気をつけろと言われたことがあると思います。では身だしなみとはどういうことを言うのでしょうか。

身だしなみとは「身の周りの心がけ髪型や衣服をきちんと整えて、言葉や態度をきちんとする」と言うことです

自分の身なりをきちんと整えると言うことです。それでは身だしなみを整えると言うことはおしゃれな服を着ればいいのでしょうか?それは違います。身だしなみとおしゃれは全く違うものなのです。

身だしなみは「相手に不快な思いを殺せない清楚な服装や格好」のことでTPOをわきまえた格好のことを言います。一方おしゃれというものは「自分が楽しむもの」というものです。

このように身だしなみとおしゃれは全く違うものなので勘違いしないように気をつけましょう。

身だしなみが大事な理由

就活やビジネスを行う際に、先生などから身だしなみが大事と言われると思います。身だしなみが大事な理由としてはいくつかあります。

人というのは第一印象がとても大事です。メラビアンという心理学者が唱えた「メラビアンの法則」というものにはこんなものがあります。

人は初対面の相手を93%は見た目で判断している

と発表しているのです。第一印象は、その人の印象を大きく左右します。身だしなみといっても大事なのは中身だからと思う人もいるかもしれません。確かに中身は大事ですが人格や考え方、心の状態まで身だしなみに現れるのです。

身だしなみ次第で相手に不快感を与えてしまう可能性もあります。自分ではそのつもりがなくても不快感を与えてしまうことやする気がないと判断されてしまいます。身だしなみで評価されるのはおかしいと思うなら、中身と外見をオンジにすれば問題ありません。

外見というのは、自分が思っている以上に自分という人の多くの情報を発信しているということを自覚してください。

身だしなみのポイント

身だしなみには大事なポイントが大きく分けて3つあります。それは「清楚感」「状況にあった服装」「全体の調和」です。

清楚感

高価なスーツやシャツ、ネクタイで揃えても全体的に汚れていれば相手に不快な思いをさせてしまいます。清楚感のある身だしなみでスーツや靴の手入れをこまめに行うことが大事です。

またスーツが仕事着であるときは、季節に応じたものを着用することが必要です。夏のスーツを冬に着用していることや冬に夏のスーツを着用してしまうといくら清楚にしていても第一印象が悪くなってしまう場合がありますので注意が必要です。

状況にあった服装

TPOに合わせた服装をするのがベストになってきます。「いつ、どこで、どんな目的、場面」というのを知り、それに合わせた服装を着用してください。

これらができないとモラルの低い人間だと思われてしまいます。時間帯はどれくらいなのか、場所はプレザンテーション会場なのか相手が他の会社なのか、場合は混雑しているかそれともビジネスの厳粛な場面なのか。

それぞれのTPOに合った最善策を探すのは決して難しいことではないのです。TPOをしっかりとわきまえているということを周囲に示すのは一人前の社会人の証しでもあります。

全体の調和

会社のイメージや周囲の人との調和が必要です。どんな会社なのか、何が正しい服装なのかを考えることができれば全体の調和は生まれます。

周囲との調和を乱してしまうと、取引先の人や上司から不審を持たれるだけではなく会社そのもののイメージを壊してしまう可能性があります。

身だしなみにおける「全体の調和」はビジネスでとても重要視されるところです。会社や職場の仲間と調和がとれているか、どのような服装が正しく会社のイメージを壊さないか考え好感を持たれる服装を着用しましょう。

身だしなみのチェック

ここまで身だしなみの大きな部分を説明してきました。では細かくどんなところを見ていけばいいのでしょうか。男性と女性では確認するところが違うので分けて説明していきます。

男性の場合

・顔、髪型

髪の毛は伸びすぎてなく寝癖はないか確認してください。また髭の剃り残し、七花が伸びてないかなどにもチェックが必要です。

・服装

シャツの襟などに汚れはないか、しっかりアイロンはかけてあるか、ネクタイはきちんと結んであるか、ボタンは取れてないか、ズボンに折り目はついているか、ポケットにものを詰め込んでいないか、などを確認してください。

・足元

靴は綺麗か、靴のかかとはすり減ってないか、ビジネスにあった靴下か、オーソドックスなデザインの靴かなどを確認してください。

・その他

爪はきちんと整えられているか、口臭や体臭は大丈夫か、香水をつけすぎてはいないかなど確認してください。

女性の場合

・髪型、メイク

仕事の妨げにならないヘアスタイルか、清潔に手入れをされているか、ビジネスにあった化粧をしているか、化粧崩れはないかなどを確認してください。

・服装

スカートの丈が短すぎたり長すぎたりしていないか、透けたり露出が多い服装ではないか、汚れ、シミ、シワはないか、アクセサリーは控えめかなどを確認してください。

・足元

靴は汚れていないか、ストッキングは破れていないか、ヒールの高さは適当か、形や色はビジネスにあっているかなどを確認してください。

・その他

爪は長すぎていないか、派手なネイルはしていないか、メイクは控えめかなど確認してください。

このように簡単なポイントを抑えるだけで印象が大きく変わります。出勤前や面接前などすぐにできることなので鏡の前で確認してから向かいましょう。

身だしなみを整えて信頼を勝ち取ろう

身だしなみをきちんとするだけで相手の評価話変わってきます。「こいつやる気ありそうだな」や「こいつ仕事ができそうだなと思ってもらえれば仕事がスムーズになり待遇面などでも差が出ます。

最初に述べたように人間というのは見た目で人を判断します。身だしなみがきちんとできていればしっかりしている人だと判断されます。身だしなみは「自分のことを知らない人に自分のことを紹介する1番大事なもの」と心がけてください。