吉田松陰の名言『鞠躬力を尽し、死して後己むのみ』の意味とは。一度志したことは死ぬまで諦めないという強い意志を現しています。夢や目標を絶対に叶えたい、諦め癖がついてしまっている、そんな人にこそ伝えたい松陰の思いや決意が込められている言葉なのです。

鞠躬力を尽し、死して後己むのみ

『鞠躬力(きくきゅうちから)を尽し、死して後(のち)己(や)むのみ』松田松陰の名言として、現代でも多くの人に知られている言葉ですね。

一度志したことをやめるのは死んだ後、つまりは死ぬまで全身全霊で行うという意味です。

原文

鞠躬力(きくきゅうちから)を尽し、死して後(のち)己(や)むのみ、是れ其の宜(ぎ)なり(安政四年六月二十七日「福原清介に復す」より)

訳「一度志したことは全身全霊で力を尽くし、止めるのは死んだ後だけだ。これはまさにその通りだなあ。 」

解説

吉田松陰は30歳で処刑されるまでの生涯の中で、幕府や国の在り方を正すべく尊王攘夷論(そんのうじょういろん)を貫きました。どんな困難に遭遇しても、決して志を諦めなかったのです。

死をもいとわず信念を貫き、幕府や藩という大きな権力にも屈しない姿勢は現代でも高く評価されています。

この名言は、松下村塾(幕末に長州萩城下の松本村に存在した私塾)門弟の福原清介に宛てた手紙の一節です。

決めたら達成するまで諦めないという、松陰自身の決意の言葉ともとれます。

吉田松陰が教える『志を持つ大切さ』

教育者でもあった吉田松陰は、教え子たちにも志を持つことの大切さを教えてきました。

高い志を持ち続けた松陰の人生は、教え子たちにも引き継がれました。そして松陰の死後に起こった明治維新に大きな貢献を与えたのです。

松陰が残した言葉に『志を立て、以って万事の源となす』何事も志がなければならない、志を立てることこそ全ての源となる。という意味の名言があります。

夢を見ることや目標を立てることは、志です。その志がなければ必死に努力したり、未来への期待に胸を膨らませたりすることもできませんよね。

志を持つことで、達成させるまでの過程で自分自身を成長させられ、より充実した人生を送れるようになるのです。将来への明確なビジョンを持たないまま日々を消化し続けていると、人生はあっという間に終わってしまいます。

もし何がしたいのか、何ができるのかわからないときは、少しでもやりたいと思うことを始めてみてはいかがでしょうか。

吉田松陰が教える『志を諦めないことの大切さ』

自分の人生を振り返ったとき、死ぬまで諦めないと誓い、必死に努力した記憶はありますか?

我々現代人は忙しい生活に追われ、時間がない実力がないなどと理由を並べたり、年齢を言い訳にしたりして、諦め癖が付いてしまっている人が多いです。

死をもいとわず大きな権力に立ち向かった松陰の姿を見て、今の時代に生命をかけてまで必死に頑張ることなんてない、そう思う人もいるでしょう。松陰は命をかけて尊王攘夷論(そんのうじょういろん)を貫き、幕府や国の方向性を正そうと必死に努力してきました。しかしこの名言は命をかけろと言っているのではありません。

一度やると決めたことは何があっても最後までやりぬくことの大切さを学ぶために、現代でも有名な名言として語り継がれているのです。

志を諦めないということは、悔いのない人生、満たされた人生を送れると共に、人々に感動を与え人の役に立つことだってできます。

松陰の教え子には初代首相の伊藤博文や尊王攘夷(そんのうじょうい)の志士として活躍した高杉晋作など、大きな実績を残し現代でも名を残す有名な人物が沢山いることは有名ですね。

松陰が諦めず頑張る姿を見て、また教え子たちもそれぞれが歩む道へと努力を重ね、名を残す存在へと成長していったのではないでしょうか。

なぜ最後まで諦めない気持ちが大切なのか

なぜ最後まで諦めない気持ちが大切なのでしょうか。

一度決めた志を諦めてしまうと、将来後悔することになったり、他人から薄っぺらいなどマイナスなイメージを持たれたり、デメリットが多いです。

何かを最後までやり遂げた、必死に努力をしたということは、自分に自信が持てるようになるでしょう。それだけではなく、これから先問題にぶつかったときも諦めなかった経験を糧に、また努力できるような人間へと成長します。

吉田松陰は幕府や国の在り方を正すという志を決して諦めず、強い権力にも屈しませんでした。自らが実践している姿を教え子たちに見せることで、彼らもまた志を諦めない強い人間へと成長していったのです。

松陰と同じ時代を生きていない我々でも、彼の名言や実績から多くのことを学び、自らの状況に重ね合わせていくことはできます。後悔のない人生を送るために、最後まで諦めない強い気持ちを持ちたいものです。

『鞠躬力を尽し、死して後己むのみ』から学ぶこと

『鞠躬力(きくきゅうりょく)を尽し、死して後(のち)己(や)むのみ』という吉田松陰の名言からは、志を持ち死ぬまで諦めないことの大切さを学べます。

たった一行の短い言葉ですが、松陰自身の強い決意でもあり、彼の残した業績から計り知れない多くの教訓を感じ取れますよね。

まずは志を持ち、死ぬまで諦めない強い心と意志を持ち続けましょう。